自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙や帯など若干の経年変化はございます。画像にもありますように、帯内側に折り目がございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。不良のススメ 瀬戸内寂聴 萩原健一 天衣無縫なショーケンを庇い続けてきた瀬戸内寂聴、そんな寂聴を「お母さん」と慕うショーケン。小説、映画、音楽――常に新たな表現を模索してきた二人が、仕事、恋愛そして人生について語り、その思いを明かす。 目次第１部 不良が歌うブルース（「内緒ごと」がしたくて、ケータイ小説に挑戦；不良だから魅力がある；フェロモンが出ている？；料理と健康；四国お遍路、ショーケンが歩いた道；お布施と托鉢；ガンジス川で沐浴；マザー・テレサとサタジット・レイ；生きること、そして家族；恋愛と色気）第２部 生きること、恋すること（大麻事件で天龍寺へ；天龍寺と東光寺；お金とお布施；ストラディヴァリウスとストラスガノフ；共演した女優たち；イワシの目、一つこぼれて；刑務所から届いた手紙；音楽でも映画でも、いまが挑戦のとき；最近の若い子は、みんな「いい子」？；役者と俳優の違い；下り坂で人は大きくなる） レビューより瀬戸内寂聴さんとショーケンこと萩原健一さんの対談と、二人の書かれた文章からなる本です。おもに、ショーケンのお寺での修行と四国巡礼での体験が本書の流れになっています。寂聴さんは、ショーケンの悪行から修行中の天竜寺を追い出されたと思ってもらえるようです。しかし、本当の理由は別にあったことがショーケン最後の文章の中に書かれています。ああ、そうだったのかと、寂聴さんを気遣うショーケンのやさしさを感じました。ここが本書のクライマックスです。でも、寂聴さんは本当の理由を今でも知らないのかな？
