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出演: 渡哲也, 渡瀬恒彦, 青野武, 石田太郎, 大塚周夫 監督: 勝間田具治 形式: Color, Dolby, Mono リージョンコード: リージョン2 画面サイズ: 1.33:1 ディスク枚数: 3 販売元: スバック 発売日 2005/08/24 時間: 436 分
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全体状態評価「Ｂ」・経年劣化「小」・カバーイタミ「中」・ケーススリキズ「中」・小口手あか「無」・日焼け「小」・水濡れ「無」
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構想10年、製作費15億円を投じて、中国歴史文学の傑作「三国志」を劇場アニメーション化。理想の国建設のため、戦った英雄たちの姿を描いた3部作。声の出演は、渡哲也、渡瀬恒彦、青野武ほか。3枚組。
中国の著名な大河戦記を忠実に描いたアニメシリーズの完結編。制作費15億円を投じた大作で、声優には渡哲也、あおい輝彦を起用。孔明が劉備に提案した「天下三分の計」。それは天下を三分に分け、孫権と協力して曹操を倒そうとするものだった。計画は実現したかのように思えたが、呉の裏切りによって孔明は劉備、関羽、張飛らを失ってしまう。皆の願いを実現させるべく、魏に対抗していく孔明だったが…。孔明の最後の戦いである「五丈原の戦い」など数々の名場面を交えつつ、物語は進んでいく。
中国の古典『三国志演義』を原作とした、製作：シナノ企画、配給：東映によるアニメ映画の三部作。15億円の制作費と、10年の月日をかけて製作された。アニメーションの実質的な製作は製作協力としてクレジットされている東映動画（現：東映アニメーション）。第一部は黄巾の乱??呂布の死までを扱っている。第二部は曹操のもとにいる劉備が赤壁の戦いを経て、蜀（蜀漢）の国を建国するところまでであり、原画スタッフには荒木伸吾と姫野美智が参加している。第三部となる完結編はオリジナルキャラクターとして関羽の娘・鳳姫が登場し、映画の後半からは諸葛亮孔明と鳳姫がメインのオリジナルストーリーとなって、孔明が陣没する五丈原の戦いまでを描いている。このストーリーについて、監督の勝間田具治は「中国ロケに行った際、天安門事件に遭遇し、ストーリー変更を行った」というコメントを残している。この中国ロケで撮影した映像は第一部のスタッフロールが流れるエンディングに使用されている。また勝間田は三部作ではなく、四部作で制作したかったことや「アレキサンダー大王」の作品も作りたいとも語っていた。 完結編では渡哲也が病気のため、曹操役の代役として弟の渡瀬恒彦が担当した。
製作: 吉成孝昌/岡田裕介 監督: 勝間田具治 原作: 罹漢中 脚本: 笠原和夫 作画監督: 角田紘一 美術監督: 椋尾篁/窪田忠雄 音楽: 横山菁児 声の出演: 渡哲也/渡瀬恒彦/青野武/石田太郎/山口崇/大塚周夫 ナレーション: 金内吉男/石原良
●キャスト
※ ナレーターは第二部までが金内吉男で、完結編のみ石原良が担当。
劉備玄徳 - あおい輝彦 関羽雲長 - 青野武[2] 張飛翼徳 - 石田太郎 諸葛亮孔明 - 山中一希（1 ※幼年時代）・塩屋翼（1 ※少年時代） → 山口崇（2、3）[3] 呂布（1） - 津嘉山正種 麗花（劉備の妻 1、2）[4] - 潘恵子 玄徳の母（1、2） - 中西妙子 王県令（1）、程昱（2）、劉璋（3） - 岸野一彦 羊仙（1）、 劉表（2）、華佗（3）：八奈見乗児 張世平（1） - 坂口徹郎 蘇双（1）、文官（2） - 小沢省二 張角（1）、夏侯惇 - 郷里大輔 督郵（1） - 永井一郎 董卓（1） - 滝口順平 陳宮（1）、魯粛（2、3） - 家弓家正 曹操孟徳 - 渡哲也（1、2） → 渡瀬恒彦（3） 曹操の伯母（1） - 市田明子 呂伯奢（1）、蒋幹（2） - 出口博文 公孫（1）、顔良（2） - 戸谷公次 袁紹（1、2）、馬良（3） - 田中康郎 袁術（1）ほか - 田中亮一 諸葛均 - 工藤彰吾（1）→塩屋翼（2） 諸葛瑾 - 堀川りょう（1）→池水通洋（2） 諸葛瑾の母（1） - 鈴木れい子 王允・許子将（1）、黄蓋（2）、黄忠（3） - 矢田耕司 貂蝉（1） - 吉田理保子 陶謙（1）、董承（2）：宮内幸平 典韋（1）、張任（3） - 銀河万丈 糜竺（1、2） - 野田圭一 張（1） - 安西一義 曹豹（1）、車冑（2） - 麻生龍 張遼 - 中田浩二 荀彧（1、2） - キートン山田 郭嘉（1、2）、冷苞（3） - 佐藤正治 徐庶 - 佐藤浩之（1）→田中亮一（2） 献帝（2） - 佐藤浩之 女房（1）：上村典子 娘（1）：青羽美代子 捕手（1）、孔秀（2）、司馬昭（3）：掛川裕彦 若者（1）、牧童（2）：里内信夫
・第二部から出演
孫権（2、3）：柴田秀勝 秀蘭（2）、小喬（3）：杉山佳寿子 趙雲（2、3）：堀秀行 周瑜（2）：屋良有作 統：兼本新吾[5]（2）→出口博文（3） 司馬徽（2）：槐柳二 徐盛（2）、関平（3）：田中和実 蔡瑁（2）、王平（3）：平野正人 丁奉（2）、劉禅（3）：小林通孝 曹洪（2）、張苞（3）：真地勇志 子供唄声（2）：半谷きみえ 子供唄声（2）：鈴木砂織 子供唄声（2）：久川綾
・完結編で出演
鳳姫（関羽の娘）：鶴ひろみ 司馬懿仲達：大塚周夫 左慈：野本礼三 陸遜：池水通洋 馬謖：田中秀幸 馬超：橋本晃一 呂蒙：阪脩 張昭：石原良 魏延：堀之紀 王累：あずさ欣平 張松：北川米彦 韓当：川津泰彦 周泰：小林俊夫 朱然：江川央生 丁奉：増田有宏 難民女：萩森侚子 少年：金丸日向子
●主題歌
・エンディングテーマ「風姿花伝」
作詞・作曲：谷村新司／編曲：服部克久／歌手：谷村新司 各部ともオープニングテーマは無く、すべてエンドロールで使用。第三部挿入歌として関羽処刑直後の回想シーンでも使用。
・第三部挿入歌「星落秋風五丈原」
作詞：土井晩翠／作曲・編曲：不明／歌手：未公開 第三部終盤の五丈原の戦いで諸葛孔明陣没時のシーンで使用。
【蜀好きにオススメ】 絵にくせがあり、始めのうちは慣れない方もおられるかと。 私も最初は、絵がちょっとくどいかな??、と思っていましたが、今では愛着が湧くほど。 アニメ横山光輝三国志と比較すると、こちらの方が戦の場面の刺激がつよく、小さなお子様と見るにはオススメ出来ないかも。 黄巾の乱から、五丈原で諸葛亮が没するまで(没後はナレーションが主)を画いた作品のため省かれた場面も多く、アニメ横山光輝三国志で印象深い「徐庶」の活躍は全くありません(諸葛亮の学友として登場し、軍師にはなりません) 呉の孫堅・孫策は、ほぼ登場しません。 第二部「長江燃ゆ!」では、長坂や赤壁、華容道など有名な場面がドラマティックに描かれており、特に華容道の関羽と曹操の有名な場面には、ぐっときます。 第三部では、麦城や、「泣いて馬謖を斬る」街亭。 「死せる孔明生ける仲達を走らす」五丈原など。 三国志の大筋を知るには、もってこいかも。 三國無双など、ゲームから三国志に入った蜀好き(特に諸葛亮好き)の方の第一歩にオススメしたい作品です。 かくいう私がまさに上記で、この作品で大筋を知りました。 主題歌は、谷村新司氏の「風姿花伝」で、ゆったりとしながらも訴えかけてくるような声とメロディが美しい曲です。
【三国志の映像物では最高作。】 最近初めて見たのですが、内容が濃くて長いのに、最後まで やめられないとまらない状態で第三部までノンストップでした。 クオリティの高さには腰を抜かさんばかりです。 声優はベテランばかりで皆さん素晴らしい演技だし、絵は細かい ところまで手を抜いてないし、絵の動きも半端ないし、演出もすばらしいし （陳宮の処刑のシーンが個人的には最高だと思います）とにかく制作陣の 三国志演義に対する愛を感じ、費やされた巨額の制作費を感じます。 世界に誇れるジャパニメーションとはこういう作品のことで、 美少女萌えアニメのことではないと思います。
【この作品は、三国志演義をベースに割と忠実にアニメ化されている劇場版三部作です。】 第一部は黄巾の乱 ?? 白門楼での呂布の死まで、第二部は赤壁の戦いまで、第三部は五丈原の戦いまでを描いています。 ただ、三国志演義をベースにしているので当然ですが、劉備、関羽、張飛、諸葛亮を中心として、蜀贔屓に描かれています。 三国志は個人的に好きですから小説や漫画なども色々読んでいますが、劇場版のアニメ作品だけに映像が素晴らしく、馬の動きなどは見事と言えます。 また、この作品でツボだったのは、第二部の関羽の千里行と華容道での武人の情け、第三部の関羽、劉備、諸葛亮、この三人の死に様です。 何度観ても泣けます。 それに谷村新司さんが歌う主題歌 「風姿花伝」 が最高です。 不満点を挙げるならば、第三部に登場するオリジナルキャラの鳳姫 (ほうき) でしょうか。 寿春で劉備軍が袁術軍と戦った際に、関羽が拾った孤児で人手に預けていた娘と言う設定であり、最終的には姜維のポジションを勤めます。 割と三国志演義を忠実にアニメ化しているのに、何故、当たり前に姜維を登場させずにオリジナルキャラを登場させたのかが残念で仕方なく、非常に悔やまれます。 しかし、第三部のスタッフロールと共に、鳳姫がこの作品内での若き日の関羽がしていたように、子供達に学問を教える姿などが描かれているのは、憎い演出だと思います。 他には、周瑜が余りにも小者のように描かれていることでしょうか。 三国志演義がベースにあり、諸葛亮を持ち上げる為には仕方ないことと言えますが、もう少し何とか出来なかったのかと思ってしまいます。 全体的にかなり端折ってはいますが、三国志を描いたアニメ作品としては綺麗に纏められており、中々見応えがあると思います。
【どちらかといえば計略やだまし合いよりも、合戦や一騎討ちの描写に力が入ってます。】 蜀の武将がかっこよく描かれていて、劉備の短剣二刀流は斬新で流れるような動きで 横山さんの三国志や蒼天航路よりも、いかにも主人公といった存在感がありました。 といってもこの作品の主人公格は間違いなく関羽でしょう。馬で戦場を駆けながら敵の 首を青龍刀で刎ねまくる姿は小説や漫画そのままの迫力でよくぞ映像化してくれたと 感謝したいです。演出にも気合が入っていて官渡の戦いで砂煙の中を赤兎馬で駆け、 名乗りを上げながらあっという間に顔良、文醜の首を刎ねるシーンの出来栄えは 素晴らしく、赤壁の戦いで敗走した曹操を過去に恩があるためどうしても殺せず見逃す 時の台詞は切なさと苦悩が感じられ前、後半合わせても一番の名シーンでしょう。 ただ、蜀以外の陣営はあまり良い描かれ方をされておらず。冷酷で厳しい人物で ありながら、優れた人物は元は敵であろうと重用し、手柄をあげれば恩賞を与える度量 の深さを持ち、倹約を美徳とした曹操は、この作品内では短気で我が儘な男です。 私自身が三国志の登場人物の中で一番好きな司馬仲達は単なる孔明のかませ犬です。 史実では孔明は仲達に煮え湯を飲まされっぱなしだったのに。 といっても魏はかこうとんが目玉を食うシーンや、典偉の手裏剣などの場面が取り上げ られているだけましで。呉の周兪の孔明のかませ犬っぷりは仲達よりひどいです。
【三部という長さがいい。】 三国志の名場面名場面が 「娯楽性」という観点からみて、 たいへんいい演出をしていると思います。 さすが、数多くのアニメ作品を 手がけてきた勝間田監督といった感。 何度見ても感動します。 三部という長さも、広大な三国志世界を描く上で ちょうどいいのではないかと思います。 これ以上短くしたら、数多い名場面が欠けてしまうし、 これ以上長くしたら、あまり重要でない場面が入ってきて、 長い長い三国志世界を、変な忍耐で見る羽目になるかも。 「とにかく三国志の大筋を、ただ面白く見たい方」には、 大変ピッタリのバランスがいい作品であると思います。
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