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信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽町周辺の良質な陶土を用いて作られている陶磁器です。
信楽焼の始まりは鎌倉時代といわれ、約800年の歴史があります。
越前焼、瀬戸焼、常滑焼、丹波立杭焼、備前焼とともに、日本六古窯の一つとして、1976年に国の伝統工芸品に、2017年には日本遺産に認定されています。
信楽焼で最も有名なのはたぬきの置物で、その趣ある温かな風合いが味わい深い焼き物です。
素朴で質素ななかに、侘び寂びの風情を表現したものとして、室町・桃山時代以降、茶道の隆盛とともに茶人をはじめとする文化人に親しまれ、土と炎の織りなす芸術として日本の世界観を今に伝えています。
お品は信楽特有の明るい土色とぽってりとした優しげな丸みが特長で、たぬきの置物に共通する特長をよく体現しています。
一方で、花瓶の表面には伝統的技法の松皮様の紋様が施されており、唯一無二で独特な風情を醸し出しています。
文字通り松の樹皮のように見える表面装飾を施すこの技法は、信楽のざっくりとした土肌との相性が抜群に良く、ロクロを回して鉋と湿った布を当てることにより生み出されます。
生地の固さとロクロの回転スピード、鉋と布の距離が織りなす絶妙なバランスにより、まさに匠の技のなせる逸品となります。
鈴木茂至氏来歴
昭和8年 京都生まれ
滋賀県美術展覧会 無監査
文部大臣賞
滋賀県立近代美術館 作品買上（永久保存）
朝日陶芸展 入選
日本伝統工芸展 入選
信楽陶芸展 入選
日本陶芸展 入賞
信楽町指定無形文化財
滋賀工芸美術協会会員
日本工芸会正会員
サイズ（概寸）: 開口部（最上部）口径 4.9cm×最峡部口径 1.6cm×横径10.7cm×高さ 12.8cm
※素人採寸にて相応の誤差につきましては、予めご了承お願い致します。
未使用とはいえ、喫煙者/ペット/柔軟剤や香水なしの一般家庭にて中〜長期保管されていましたお品です。
気を付けてはおりますが、記載以外に見落としなどもあるかもしれません。
細かい点が気になる方は、ご入札お控え下さいますようお願いします。
ノークレームノーリターンにてお願い致します。
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