泰山先生が全般、柳生虚堂先生が古典を、宇賀寿子先生が、かな、指導でした
書道、ペン字の隆盛期の70年代にいろいろな書道会が隆盛し著名な書道講座もありましたが
古典に特化した講座は当時はありませんでした。そんな折、東京書道教育会から
柳生虚堂先生が上梓された、当時は画期的な古典の講座で開講されました。
古典の臨書を学ぶ事について 虚堂先生が指導書で下記のように
書を学ぶには三つの要素があ、1つが天分が第であり次に、多見がこれにつぎ、そして多写(多く書く)がと
これについては
いくら古法を習っても上達の遅い人がある。これは天分が少ないからである。 また上達して巧者になっても、
一つの書風にとらわれて変化することの少ない人がある。これは幅広く多くの書風を見ることが少ないためで
ある。また古法帖を多くしてなかなか上手に書いているが、一家風を作ることのできない人がある。
これは学力が深くないからである。
また、学問を深くすることが必要で、多くの書物を読んで教養 を高くすれば 高雅な味わいの出るものである。
その要素として、天分多見・多五項目をあげています。このうち多見とは古今の古典をできるだけ多く見ることで、
多写とはできるだけ多くの古典を臨書せよということです。
多読書についての論説や芸術書を多く読めということです。
これら三つの要素の努力次第で、天分の多少をカバーすることにもなり、
人格も形成され気品の高い書を作ることになります。
古来書は人なり、といわれています。 昔はその巧拙にかかわらず者の風格のあらわれているものであります。
書者の天分の才に加えて、たゆまぬ鍛錬と人間形成の努力が純化されたところに、その人らしい名が生まれます。
古典はこのように古人の苦心した結晶であるので、そのどれをとっても個性の強い輝きを持っています。
これらの古典をよりどころにして、
多く見、多く書いて古人の切り開いた道を探り、研究することによって
広い範の書を理解し、消化して自分の書の領域を広め、さらに自分なりの書を形づくることにより、
ますます書の進境を深めることになります。
本講座は、古典の漢字部門のうち、
特に書・行書・草書について、中国のもの わが国のもの四十種を選びました。
<中国篇 二十四種〉
第一集は、運筆に比較的変化の少ないもの。
第二集、にやや変化のあるもの。
第三は含みをもたせてい、筆に変化を加えて、
日本 十六種
第一集 がおだやかで変化の少ないもの。
第二集は運筆に変化の多いものの
が以上が講座の内容です。
私が入会した東京書道教育会ので保管品です。今では購入きない柳生虚堂先生がご指導の古典の講座です。
古典をよりどころにして、多く見、多く書いて古人の切り開いた道を探り、
研究することは、書道をやっていく上で通らなければならない道ですね。
保管品です
東京書道教育会で当方が随分前に入会して保管していたものです。ほかの方から、廃棄業者がという手の物でなく
その点、安心してください。
また、長年の保管で経年変化の焼け、汚れなどがございますが講座としての体はなしているものと思います。
手本も問題なく、書込みはありまん。
◆アップロード写真の通りです◆
写真を見ていただいて、ノークレームといたします。
◆保管品で
長年、大切に保管をしておりました、
線引・書き込みはした覚えがありませんが手本としては使えると思います。
長年保管してたものです、ページ開くのに折れなどございますが年代物としてはまずまずの状況と思います。
ただ保管品ですので経年変化はございます、また箱には擦れ、汚れがございます。
指導は裏られません。
ノークレーム・ノーリターンです。
